「これからは“リケ老”も増えなきゃいけないと思うんですよね。」
リケ老?
「理系の老人。」
「(理科的な知識を得るような)新しい時代に即した勉強を、熟年っていうか、ある一定の年代になったらやっていくっていうのが必要じゃないかと思うんです。」
「世界最高齢プログラマー」として知られる若宮正子さん(83)。
これは、彼女の「NHK おはよう日本」(2018年1月6日放送)の新春インタビューでの発言です。
「日本で最も有名な83歳」といわれる若宮さん。
とにかく、その老後がすごいのです。
まずは、60代でパソコンを始め、ExcelアートでTED に出演。
(TED:広める価値のあるアイデアを世界中から集めて、毎年バンクーバーで開催される国際会議。このプレゼンを5日間聴くチケットは最低でも150万円!)
「どんなに立派な決算書が(Excelで)作れてもTEDには呼ばれないでしょう?
EXCELで「うちわ」を作ったから呼ばれたんです。」
Excelでうちわ?
どこからそんな発想が?
そして、80歳でプログラミングを始め、
82歳で、iPhone アプリ「hinadan 」をリリース。
このアプリが評価を受け、
2017年6月、アップル社の「世界開発者会議」に特別招待され、
さらに、
2018年2月には、国連で「シニアのIT技術活用法」をテーマに、全編、英語演説をこなしたのです。
ネガティブな文脈で語られることが多い「少子高齢化」ですが、
それも、
「こんなにがんばっている高齢者がいる」
と思えば、心強い気持ちになります。
一方そういう自分も、今年56歳。
AIのSpecialist になる!といいましたが、
この歳で、ホントに大丈夫か?
そんな不安ももちろんあります。
でも、彼女に比べれば、
まだまだひよっこだ。
そう思えてきました。
彼女のポリシーは、
「とりあえずやってみる。難しければやめればいいだけ。」
やってもいないのに、不安になってる場合じゃありません。
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[…] 世界最高齢のiPhoneアプリ開発者、若宮正子氏。 (彼女の紹介ブログはこちら!) […]