本書の概要です。(著者:松尾豊についてはこちら)
現在なにが起こっているのか?
ひとことでいうと、
「機械学習」の新技術「ディープラーニング」で人工知能が人間を超えるかもしれない、
ということです。
少し詳しくいうと、
1.人工知能研究は、1950年代後半からブームと冬の時代を繰り返し、現在は、第3次ブーム(2010年〜)の真っただ中にいる。
2.進歩の障壁となっていたのは「特徴表現の獲得」ができなかったことだ。
3.しかし、その課題が「ディープラーニング」が登場し、解決され始めている。
この部分を著者の説明で見ると、
いままで人工知能が実現しなかったのは「世界からどの特徴に注目して情報を取り出すべきか」に関して、人間の手を借りなければならなかったからだ。
つまり、コンピュータが与えられたデータから注目すべき特徴を見つけ、その特徴の程度を表す「特徴量」が得ることができれば、障壁はクリアできる。
それを可能にしつつあるのが「ディープラーニング」ということなんです。
今まで、毎日のように流れてくるAIのニュースに、
すごいなぁ〜
と思うだけでしたが、ちょっとスッキリしました。
その一方、まったく知らないことばかりだったので、ちょっとビックリも!
野口悠紀雄は、
あるものが敵であると考えると、自分からますます遠ざかってしまって、本当に敵になってしまう。その反対に、味方であると考えると、自然に自分に近づいてくる。
という「敵・味方理論」を提唱しています。
ホント、その通りだと思います。
オールオアナッシングで、基本的なことすら知りませんでした。
これからは、
amazonで売っているAIに関する本は全部読む!
そのくらいの気持ちで、AIを味方につけたいと思います。