『BERT による自然言語処理入門』著者のオンラインセミナーを聴講してみた❗️

AI学習ダイアリー
当日のセミナーの一場面(Youtubeで公開中)©️Ledge.ai

(株)レッジ社主催のウェブセミナー「Ledge.ai Webinar」に、
たまたま、BERT本著者、近江氏が登場するというので、
聴講してみた。

たまたま見つけた!

だれもが聞きたいのは、

BERTは実務で役に立つのか?

ということだろう。

通称、BERT本

NLPモデルとして最先端は、
BERTではなくGPT-3だろうし、
その後も毎日のように新モデルが出てきている。

なぜ、いま、BERTなのか❓

その疑問に対し、氏は、

BERTは、産業界でよく現れる、文章分類、情報抽出、類似文章検索などのタスクが得意である

と、産業界での有用性を指摘する。

実際、金融業界でも、

三井住友FGが、
BERTをベースにしたAIシステムを開発し、
まずはSMBC日興証券など2社のコールセンターの照会応答支援業務に、
さらにはそれを三井住友銀行をはじめとするSMBCグループ全体で活用する予定

という(2021年2月17日付SMBCのニュースリリース)

三井住友FGのプレスリリースより

また、
GPT-3との棲み分けも次のようにできているという。
ちょっと安心した。

近江氏のお話を、パワポで図示した

最後に、
今後の展望については、

NLP分野は画像領域のように、
大きなブレイクスルーがなかなか起こらなかったが、
このBERTのような
事前学習をベースにしたEnd-to-End学習モデル(*)が出てきたことで、
ひとつの起爆剤になるのではないか

ということで、

ワクワクしてきた。

あと

開発前に、
(BERTではなく)クラシカルなモデルで有用かどうか試す

という話も飛び出し、

RNNLSTMなどの古典的モデルも「死んではいなかった」‼️

と、ちょっとうれしかった。

End-to-End学習 ザクっといえば、データをモデルに放り込んだだけでOKなこと。このため自然言語処理の専門家でなくても扱うことが可能。

(おまけ:セミナーの感想)
近江氏は、
いかにも、NLPの研究開発に従事する「理系」のひと、
という感じだった。

「まぁ」という口癖が常に入り(耳障りだった)
マイクを気にせず早口で話すので聞き取れない箇所もあり、
このひと、ぜったい、わかりやすく説明しようとする気ゼロだな
と、ちょっと笑ってしまった。

しかし、
興味を持った本の著者の話を、
生で(YouTube Liveだけど)聞く貴重な機会であり、
とても有意義な時間だった。

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