冬の宇奈月温泉はさびしいぞ!―「絶対ひとり」になりたいあなたへ

ひとりごと

最近、おひとりさま向けの◯◯、
というのがはやっている。
そこで、おひとりさま向けの温泉として、
宇奈月温泉をオススメしたい!

実は先日、仕事ついでに行ってきたのだ。

富山から宇奈月温泉へは電車で行く。

地元では「地鉄」と呼ばれている富山地方鉄道

ひなびた駅や日本アルプスの山々が美しい車窓など魅力いっぱいで、
2011年公開の映画『RAILWAYS 2 愛を伝えられない大人たちへ』の舞台にもなった。

平日の昼下がり。
トロッコ列車の運行も終わり、

地鉄の特急に乗っていたのは私ともう一人だけ。

そして、宇奈月温泉。

山あいの静かな温泉郷だ。

ひとが歩いていない。
駅前の温泉噴水だけが、元気に迎えてくれた。

仕事は、夕方からなので、
まずは総湯「湯めどころ宇奈月」に入る。

清潔な新しい温泉だ。

平日の昼下がりの男風呂。
他に誰もいない。

仕事を終え、夜は観光案内所で勧めてくれた
おかめ」という店でひとり飲み。

他に誰もお客はいない。
店主もウエイトレスも無口でずっとテレビを見ている。
だからただひとり、黙々と飲んでいた。

店を出て、ホロ酔い加減でホテルへ向かう。

昼はラーメン屋。シメに一杯。

すると突然、踏切の警報機が鳴り出した。
音のするほうに目を向けると、
目の前には温泉噴水。

夜の寒気でもうもうと湯けむりが上がる向こうを、
やがて音を立てて列車が走り過ぎた。

そして、また、静寂が。

ホテルの温泉もひとり。
今日はただただ、ひとり、静寂の中にいる。

さびしいくらいの「絶対ひとり」になりたい。
そんな気分になったときは、
ぜひ、冬の宇奈月温泉へ!

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