歩くのは楽しい。
アウトドア・ウォーカーのバイブルと呼ばれる『遊歩大全』のタイトルには、
「遊歩」ということばが使われている。
![](https://i0.wp.com/uncle-kanazawa.com/wp-content/uploads/2019/08/C46055D3-2324-47B0-90E0-A2C9F053F8E6-375x500.jpeg?resize=375%2C500)
文庫版で976ページ!
「遊歩」とは、
ぶらぶらとゆっくり歩くこと。
(そのためにあるのが「遊歩道」)
ゆっくり道を歩くのは「遊び」なのだ。
だから、楽しい。
でもどうせ遊びなら、
「世界一美しい散歩道」といわれる、
ニュージーランドのミルフォード・トラックを歩いてみたい。
ただし1日80人しか歩けないので予約は超困難だ。
それなら手近なところで、
「熊野古道」を歩こう❗️
そう思い昨年夏、3泊4日で熊野古道40kmを完歩するプランを立てた。
ところが、
台風20号の影響で川湯温泉の宿が水害に遭い、行けなくなった。
その代わり、青春18きっぷで紀伊半島を一周することにした。
しかし当日、台風一過、いい天気になったので、
大門坂から那智大滝(全長2.5km)
のコースを歩くことにした。
![](https://i0.wp.com/uncle-kanazawa.com/wp-content/uploads/2019/08/B111DB6A-2F23-43E0-962F-83922D9F8BAC-500x432.jpeg?resize=500%2C432)
駅から歩くコースマップ
これも熊野古道の一部。
ちょっとだけでも雰囲気を味わおう。
![](https://i0.wp.com/uncle-kanazawa.com/wp-content/uploads/2019/08/C7EBFF92-E0C3-464D-B0BC-5C24FE793449-500x197.jpeg?resize=500%2C197)
歩行時間1時間程度とみくびっていた
2018年8月28日、火曜日。
前泊していた三重県の津から4時間かけて新宮へ。
さらに紀伊勝浦に出て、バスに乗って大門坂へ。
![](https://i0.wp.com/uncle-kanazawa.com/wp-content/uploads/2019/08/E1837044-2926-46C4-84CA-B85D35F0481A-e1566385309899-375x500.jpeg?resize=375%2C500)
ここからずっと上り!
ここから那智大滝まで歩く。
たった2.5kmだと見くびっていたが、
ずっと坂道で息が切れた。
![](https://i0.wp.com/uncle-kanazawa.com/wp-content/uploads/2019/08/96DE18E3-3097-4E0E-8BFF-728804AF926E-e1566371821613-375x500.jpeg?resize=375%2C500)
雰囲気のいい石畳の道。でも上り坂。
ビールを飲んでいたのでなおさらきつかった。
![](https://i0.wp.com/uncle-kanazawa.com/wp-content/uploads/2019/08/7B3CC4DE-3F8E-4800-834C-28A57893C372-e1566371932338-375x500.jpeg?resize=375%2C500)
ずっと上る、
それでも初めて見た那智大滝は迫力があった。
![](https://i0.wp.com/uncle-kanazawa.com/wp-content/uploads/2019/08/498D5A62-C2E7-4A76-BAD6-04621910D820-375x500.jpeg?resize=375%2C500)
実際はもっと迫力がある!
激しくあがる水しぶきが気持ちよかった。
帰りは滝前バス停からバスに乗る。
紀伊半島残りは、もう各駅停車に乗る気力がなく、
紀伊田辺まで特急「くろしお30号」でワープした。
『遊歩大全』のなかで、著者コリン・フレッチャーは、
大自然の中を歩き、夜を過ごし、大自然を素肌に感じながら生きる歓び
を語っている。
![](https://i0.wp.com/uncle-kanazawa.com/wp-content/uploads/2019/08/10DC15CB-0FD4-484E-948F-A6A40CCF534C-e1566372069141-375x500.jpeg?resize=375%2C500)
車窓には美しい海が続く
自分もいつか、熊野古道・中辺路を完歩したいと思う。
(あと、できればミルフォード・トラックも❗️)