東日本大震災を忘れてはいけない!ー 2011年3月11日 14:46

ひとりごと

浮かれていた。
2018年3月11日、土曜日。
鎌倉で中小企業診断士の同期会があった。

その日は上着がいらないくらいの陽気に恵まれた。

仲間と再会し、
お昼は「津久井」でお好み焼きとビール。

さらに散策の途中、「大仏ビール」や「こたつみかんエール」と飲み続け、
昼間から酔っ払い状態だった。

そのあと、みんなでぶらぶら「鶴岡八幡宮」まで歩いた。
花が咲いている。
梅、そして桜。

季節はもう春。
まだ冬のしっぽを引きずる金沢より、
季節が一歩も二歩も早い、鎌倉。
ぽかぽか陽気で気分もアガる。

参拝したあと、江ノ電に乗って長谷駅まで行き、

まずは「長谷寺」へ。

階段を上ったところにある鐘堂にも美しい梅が咲きほこっていた。

と、いきなり鐘堂にいたお坊さんがお経を唱え始めた。

(えっ⁉)

何が始まったか分からず、一瞬固まった。

時刻は、午後2時46分。

(あっ‼)

(東日本大震災!)

酔いが吹っ飛んだ。

お経のあと鐘が4回撞かれた。
「黙とうを」
その声に、慌てて目をつぶり手を合わせる。

震災から7年(今年で8年になる)。
思い出は時間に風化され、遠い記憶になりつつある。
しかし、震災の爪あとは、被災者の心の傷となっていつまでも残る。
それは思い出なんかじゃない。
忘れようとしても忘れられない呪いのようなものだ。

もちろん被災者でもない自分には、
何もできない。
ただ、忘れてはいけない。
東日本大震災があったことを。
被災した人たちがいまも精一杯生きていることを。

そのあと訪れた「高徳院」では、
本尊の鎌倉大仏の前に僧侶が集い、
「アメージング・ストーリー」が斉唱されているところだった。

大勢の人の背後から大仏を拝んだ。
ごめんなさい。もう忘れません。
合掌。

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