JR西日本の2021年3月期の決算が、
過去最大となる2,332億円の最終赤字に落ち込んだそうだ。(yahoo news 2021/5/10)
遠くまで行くことなくなったもんなぁ〜。
しかし、その記事は
JRも大変‼️
というものではなかった。
社内で2017年に立ち上げたデータ分析チームが、
AIと過去2年間で収集されたデータを活用して「自動改札機の故障予測プログラム」を開発し、保守管理コストを3割削減した。
しかも、
そのチームには、
元・新幹線運転士がデータサイエンティストとして参加している!
さらに、
このデータ分析チーム、
「SIer(エスアイヤー)」と呼ばれる外部のIT企業に頼ることなく、社内で内製化した
というものだった!
大手IT系企業ではなく鉄道会社がデータ分析チームを自前で作り、
数年で大きな成果を出した。
すごいことだと思う。
その顛末は記事に譲るが、
DX人材やデジタル人材の育成は、
中小企業はじめあらゆる企業の優先課題になっており、
ホットなテーマだ。
もちろん、
IT部門にいるわたしにとっても他人事ではない。
実は最近、
『デジタル時代の人材マネジメント』を読んで、
まずは、
全社員にデジタルリテラシーの重要性を「覚醒」してもらい、
企業のカルチャーから変えていかないといけないな、
と頭を抱えていたのだ。
このニュースは、
そんな気の遠くなるような道程を一気にショートカットする
ひとつの事例として、心強い。