AIに興味を持ち始めてすぐ、
京都府中小企業診断協会のウィキ京都研究会が開催した
「京町家で学ぶ! AI時代における中小企業診断士の企業支援法」
というセミナーに参加した。(そのときの模様は、こちら)
そのセミナーの概要は、
雑誌『企業診断2019年6月号』に、
特集記事として掲載されている。
さらに、最近では、
『AIの導入を考えはじめたら読む本』
という書籍も出版された。
翻って、
我が石川県中小企業診断士会でも、
AI研究会、KAIs(ケイエイアイズ)を立ち上げ、
先日は、理論政策更新研修の場で、
発表の機会をいただいた。
発表に際し、
中小企業の経営課題解決という観点から、
改めてAIについて考えた。
その過程で、
コスト削減が目的なら、
AI導入を検討する前に、
クラウドソーシングの活用や、
RPA(Robotic Process Automation)による自動化など、
対応策はいろいろある、
という話を思い出した。
これは、
6カ月通ったAIスクールの、
初日の講義で聞いたものだ。
そのときは、
AIスクールなのに、
AIを導入するよりも、
既存のシステムやソフトウェアで十分対応可能なケースが多い、
なんて縁起でもない話、
よくできたもんだ
と、聞き流していた。
しかし、
AIの第3次ブームもピークを過ぎ、
AIにできること、できないことが、
だんだん明らかになってきた今、
それでもAIについて学ぶのはなぜか?
それを明確化すべき分岐点に立っている、
と思うのだ。
中小企業診断士として、AIでなにができるのか?
真剣に考えたい。