「朝起きてから2ー3時間が、集中力が最も高まる『脳のゴールデン・タイム』で、それが夜にもある!」(前回のまとめ)
では、それって夜のいつでしょう?
それは、ズバリ、寝る直前なんです。
脳研究者・池谷裕二は、『受験脳の作り方』の中で、
「寝ることは、覚えたことをしっかりと保つための大切な行為なのです。」
だから、
「覚えたら忘れないうちに寝る、これが鉄則なのです。」
としています。
つまり、
「就寝時間の一〜二時間前は、脳にとっては記憶のゴールデンアワーです。」
それで私は、
就寝30分前に15分だけ、朝勉強したことの「暗記時間」を設けました。(前回はこちら)
なんで15分だけかというと、
仕事終わって疲れてんのに、勉強するなんてムリっす
さて、これで、時間割の概要ができました。
結局「時間割」というのは
「睡眠」を軸にして考えるものなのですね。
たしかに、時間の有効活用「時間術」と呼ばれる本も、ほぼすべて、
「いちばん大切なのは睡眠だ」
としています。
えっ? 勉強せずに寝てたらダメじゃない?
いえいえ、それが違うのです。
NHKスペシャル『睡眠負債が危ない』の番組内で指摘していたとおり、
睡眠を削ることは命を削ることに等しいのです(*)
睡眠時間を削って勉強するのではなく、
毎日、しっかり、ぐっすり、眠る。
そして、クリアな脳で、短時間に集中して勉強する。
理想の睡眠時間は、
7ー8時間、だそうです(20ー50代の働き盛りの世代)。