中小企業・小規模事業者のIT活用への補助金として、
- ものづくり補助金(新製品開発、補助額:1,000万円、補助率 1/2)
- IT導入補助金(ITツール導入、補助額:40-450万円、補助率 1/2)
- 小規模事業者持続化補助金(補助額:50万円、補助率 2/3)
があります(経済産業省「生産性向上3補助金」)。
東京オリンピック開催の2020年を節目の年と考える向きも多いですが、
働き方改革、消費税増税・軽減税率制度が導入される2019年が、
中小企業にとっては節目、まさに勝負の年といえます。
政府も支援体制の充実に取り組んでおり、
その一環として、支援機関向けに「プラスIT研修・実践編」が現在、各地で開催されています。
2月18日、金沢のセミナーに参加しました。

セミナー資料です
まず現時点での「2019年度・IT導入補助金」の最新情報について。
- 予算100億円で、補助額を従来の15ー50万円から40ー450万円に引き上げた、
- 実際の公募開始は、5月のゴールデンウィーク明けを予定。
3月上旬めどに事務局、ホームページを立ち上げ、
ITベンダー・ITツールの登録受付を行う見込み、 - 従来対象であったホームページ作成等は「小規模事業者持続化補助金」で対応する、
ということでした。
2018年度の利用者は6万社を超え、うち8割近くが小規模事業者(*)です。
補助金ありきではないにせよ、
「この補助金で背中を押してもらった」
など、よいきっかけになったとの声も上がっているそうです。
* 従業員20人以下(卸売、サービス、小売業は5人以下)の事業者[中小企業基本法第2条第5項]
中小企業にとっては、AI(人工知能)、IoT(Internet of Things)、RPA(Robotic Process Automation)は、まだまだ高嶺の花。
しかし、

補助金もらって半額で、ITパッケージ・ソフトを!
では、本末転倒です。
ITを入れて何を解決したいのか、
それをはっきりさせて導入してもらう。
そんな支援を心がけたいと思います。
RPAについては、中小企業診断士の先生たちが書いたこの本!
『図解でわかるRPA いちばん最初に読む本』