久しぶりに休暇を取った。
特段、用事はないが、
森下典子のエッセイ、
『日日是好日』(*1)
のように、心静かな一日を過ごしたい。
この日はたっぷり8時間半寝て、
朝イチで、いつものように散歩(*2)。
朝の光は柔らかく、
身体がゆっくり目覚めていく。
家に戻って、
朝食前に、床磨き。
一日は掃除から始まる。
そして、掃除の基本の基本は床磨きだ
とあった。
さらに、
床磨きを毎日していると、
それが自分の心の掃除であることが実感としてわかってきます。
という。
いままでしたことはないが、
そこまでいうなら、と、
昨日、ダイソー(100円ショップ)で3枚セットの雑巾を買ってきた。
その雑巾を,
濡らして固く絞る。
しゃがんで、
雑巾を両手で床に広げ前屈みになり、
そのまま腰だけ上げて床を拭いていく。
狭い部屋なので端から端まで、
3往復もするとぜんぶ終わってしまうが、
けっこうしんどい。
それでも、
腰を伸ばして立ち上がり、
汚れた雑巾を眺めると、
なんだか気分がよい。
しかし、
ものが多くて、掃除のじゃま!
「本来無一物」
という禅のことばがあった。
『ぜんぶ、すてれば』どんなに掃除がしやすいか。
次の目標は、モノを捨てる、だな。
そんなことを考えながら、
洗濯に取りかかる・・・。
さて、
今日のメインは、
金沢港まで歩いて海を眺めること。
往復3時間・2万歩の行程だが、
ウォーキング愛好者のバイブル『遊歩大全』の影響で、
歩くことがライフワークのひとつなので、
苦にはならない。
せっかくの休みに、
散歩と掃除と洗濯か?
って、
まあ、独りもんの休日ってこんなもんだろう。
ただ、
これって老後の先取り?
と思うと、
ちょっと複雑・・・。