2009年のある日、
妻(離婚済)がバリカンを買ってきた。
「そんな頭に散髪代3,000円はもったいない。」
そう言って、風呂場で僕の髪を切った。
妻が選択した髪型はまさかの「丸刈り」。
そのときから、私の髪型は一度も変わっていない。
しかし、会社員で丸刈りって「アリ」か?
上司に、
「なんだ、その頭は!」と怒られないのか?
服務規程に、
「茶髪及び丸刈りは禁止」と記載されていないのか?
翌日、ドキドキして出社した。
全然大丈夫だった。
だれも
「髪型変えた?」と聞いてもくれない。
女性スタッフのひとりに
「(この髪型)ヤバくない?」と聞くと、
「えっ?どういうこと?」といなされた。
誰も気づいていないのだ。
ハゲに髪型はないのか?
ハゲはハゲ。
ぜんぶひとくくりなのか?
でも、丸刈りは楽だ。
頭を洗うときに、お湯、シャンプー、リンスが少しでいい(リンスいるか?)
ドライヤーもいらない(自然に乾いてしまう)。
節水して節電しているのだ。
「ハゲは地球にやさしい」
ハゲのみんな、
もっと胸を張って生きていいんじゃないか?
ただデメリットもある。
この間、同僚のひとりが倒れて入院した。
お見舞いに行ったとき、病室を間違えたら
お年寄りの患者の横にいたナースに
「あっ、先生!」と言われた。
誰と間違えたのか?
たまに、僧侶関係に間違われることがある。
(まだ患者さんは生きてるんだけどね)
もうひとつ、丸刈りは真夏の直射日光に弱い。
頭に直火だ。じか火は危険。
だから、通勤にも帽子が必要だ。
帽子の代わりに男性用日傘もあるが、ここ北陸で
さしてる人を見たことがない。
ごく少数だが、
帽子をかぶる代わりにカツラをかぶるのを選んだ同僚もいた(ちょっと意味は違うのだけれど)。
で、今日の結論。
「髪の毛でお悩みのあなた! もう心配無用! いますぐバリカン買って、丸刈りにしよう〜!」
いや、別に、決してハゲたちを「ハゲ」まそうとしているわけではない。
これが今回のオチかぁ〜。