函館出張が決まった。
新幹線で行こう!
自分の一番好きな「移動」。
なかでも、鉄道が一番好きだ。
飛行機は嫌い。
北海道出張に鉄道を使う人はいない。
でも、昨年(2018年)冬は荒天が続いており、社内のコンセンサスもすぐとれた。
金沢から大宮経由で新函館北斗まで新幹線。
7時間、新幹線に乗りっぱなしだ。
大宮までは「かがやき530号」。
大宮からは「はやぶさ33号」。
仙台まではけっこういっぱいだった車内も、
一駅ごとに乗客が降りていき、
新青森駅で自分ひとりになった。
ここからが北海道新幹線。
新函館北斗まで1時間1分、ノンストップだ。
この区間が開通したのは、2016年3月26日。
今回、初めて乗る。
まあ深夜だし青函トンネルもあるし、とりあえず座っているだけ。
それでも、満足だ。
23:33、新函館北斗到着。
10分の待ち合わせで「函館ライナー」に乗り換え、函館まで約20分。
新幹線でもさすがに7時間は疲れた。
もう0時を回っている。
翌日(日曜日)。
朝から函館市電に乗る。
全区間乗車するつもりだ。
昨日、7時間も乗ったのに?
好きだから、大丈夫!
駅構内の観光案内所で、1日乗車券を購入。600円。
まずは函館駅前駅から谷地頭駅を目指す。
谷地頭には温泉がある。
温泉で昨日の疲れをいやそう。
駅から少し歩けばすぐ谷地頭温泉だ。
浴場は広く天井も高くゆったりしている。
湯は茶色く濁っていて、しょっぱい。
ゆっくりつかり、あったまった。
次は、谷地頭から湯の川へ。
おなかがすいた。
湯の川から、すぐに折り返し五稜郭公園前へ。
この近くに、塩ラーメンで有名な「あじさい本店」があるのだ。
塩ラーメン(750円)はあっさり味で美味いのだが、それよりあったかさがありがたかった。
満腹して最後の終点、函館どつく前行きに乗る。
十字街駅で大きく右に曲がり、左手に函館らしい急な坂道が次々と現れる。
車窓で観光は十分。
函館どつく前駅到着。
これで全線完乗だ。
時刻は16時を少し回ったところ。
さっさとホテルに戻ろう。
翌日は終日函館で仕事。
その次の日、函館駅から札幌行き「スーパー北斗5号」に乗る。
札幌まで3時間47分。
これだけ乗ってもまだ飽きない。
「好き」って気持ちは無敵だ!!