「ディープラーニング活用最前線」セミナーは内容盛りだくさんだった。
日本ディープラーニング協会(JDLA)理事長の松尾 豊氏による基調講演、
「ディープラーニングビジネス活用アワード」の授賞式と、
大賞のキューピー(株)の事例講演、
JDLA会員企業のTRI-ADとABEJAの講演、
最後にCDLEハッカソンをテーマにしたパネルディスカッション。
松尾氏の講演では、
AI✖︎ Business
をテーマに、
AIを活用する場として、
デジタル化されておらず非効率的で巨大な業界が狙い目であること、
その業界でいったん既存利益を離れて、
どの部分にAIを使えば大きく変わっていくかを考えることが大切だ、
と述べられた。
なかでも、
AIを使って業務を効率化するだけでは、
効果の最大値は人件費の削減にしか過ぎない。
そこに付加価値をつけていく発想が大切だ、
という話は新鮮だった。
そのあと、パネルディスカッションで
「ハッカソン(*)」
の話を聞き、
「来年はぜひ参加したい!」
と思った。
(*一定期間集中的にプログラムの開発やサービスの考案などの共同作業を行い、その技能やアイデアを競う催し)
AIの技術は毎日のように新しい論文が出てきて進化しており、
技術だけ尖ってもダメだという。
その技術を使って、
どうやって新しいビジネスフローやモデルを作るのか、
それが勝負なのだ。
そして、そのアイデアを競い合いプロトタイプまで作るのが「ハッカソン」。
ぜひ参加してみたい。
セミナーが終わって、
金沢に戻る夜行バスまで、居酒屋で時間を潰す。
AI学習を進めながら、
30年近くいる銀行業界を幅広に見直してみよう!
そんな意識を持ちながら、
明日からまた働いていこうと思う。