念願のトロッコ列車に乗り終え(そのブログはこちら)
お昼を食べていると、
いつのまにかあたりは真っ白。
「昼からは晴れるでしょう」
といっていたのだけど、
午後はずっとガスの中。
幸田文が感動した「崩れ」を見ることはできなかった。
12:10、午後の部スタート!
水谷平から狭く長いトンネルを徒歩で抜ける。
トンネルの向こうもガスの中。
バスに乗る前に、
「天涯の湯」(足湯)に浸かる。
さて、いよいよバスに乗る。
国指定重要文化財の「白岩えん堤」も真っ白。
「六九谷展望台」からも視界ゼロ。
そして次は、国指定重要文化財の「泥谷えん堤」。
ここもガスの中。
次の「立山温泉跡地」の「どじょう池」も水墨画の世界。
ただここら一帯は熊の出没地帯でそうで、
風流に浸る場所ではなさそうだ。
肝心の立山温泉は今はなく浴槽跡だけが残る。
昭和44年まで営業していたそうだ。
で、次の「跡津川断層」は見えた❗️
ガスがいっとき晴れたのだ。
2種の断層が縦ずれしている。
この跡津川断層も「崩れ」のひとつだろう。
幸田文は「崩れ」に自分の老いを重ね合わせた。
その「崩れ」とは、
大規模災害で一気に崩れ、崩壊していくものではない。
日常的にずっと慢性的に崩れ、
だれも気づかないうちに、確実に崩れて崩壊していく、
そんな「崩れ」だ。
自分も毎日気づかないくらい少しずつ崩れているのだろうか。
人に砂防工事はできないが、
ほかにできることはいろいろあると思う。
崩れて崩壊しないために、
経済産業大臣が認定する
「第四次産業革命スキル習得講座」を受講しようと思う。
明日はその話をしたい。