幸田文も見た「崩れ」を見に行く!ー立山カルデラ砂防学習体験会その2!

ひとりごと
立山砂防トロッコ!

念願のトロッコ列車に乗り終え(そのブログはこちら)

スイッチバックもこんな感じでバックする!

お昼を食べていると、
いつのまにかあたりは真っ白

トロッコが見えにくいほど!

「昼からは晴れるでしょう」

といっていたのだけど、
午後はずっとガスの中
幸田文が感動した「崩れ」を見ることはできなかった。

幸田露伴の娘・幸田文(あや)

12:10、午後の部スタート!
水谷平
から狭く長いトンネルを徒歩で抜ける。

車と交互通行!

トンネルの向こうもガスの中

午後はこのバスで移動

バスに乗る前に、
天涯の湯」(足湯)に浸かる。

天涯の湯は工事作業員専用! この足湯は見学者用!

さて、いよいよバスに乗る。

晴れていれば見える、高さ日本一(108m)のえん堤!

国指定重要文化財の「白岩えん堤」も真っ白

左手に見えるはずだが・・・

つかの間ちょっとだけ見えた!

六九谷展望台」からも視界ゼロ

晴れていれば・・・

そして次は、国指定重要文化財の「泥谷えん堤」。
ここもガスの中

次の「立山温泉跡地」の「どじょう池」も水墨画の世界。

これも災害の名残でできた池。すでに湿地化が始まっている。

ただここら一帯は熊の出没地帯でそうで、
風流に浸る場所ではなさそうだ。

肝心の立山温泉は今はなく浴槽跡だけが残る。

建物は燃やしたそうだ。今ではあり得ない。

昭和44年まで営業していたそうだ。

で、次の「跡津川断層」は見えた❗️

緑化が進み、見えにくくなっている。

ガスがいっとき晴れたのだ。
2種の断層が縦ずれしている。

最後の本宮砂防えん堤も見えた!

この跡津川断層も「崩れ」のひとつだろう。

幸田文は「崩れ」に自分の老いを重ね合わせた。
その「崩れ」とは、
大規模災害で一気に崩れ、崩壊していくものではない。

日常的にずっと慢性的に崩れ、
だれも気づかないうちに、確実に崩れて崩壊していく、
そんな「崩れ」だ。

自分も毎日気づかないくらい少しずつ崩れているのだろうか。

人に砂防工事はできないが、
ほかにできることはいろいろあると思う。

崩れて崩壊しないために、
経済産業大臣が認定する
第四次産業革命スキル習得講座」を受講しようと思う。

経済産業省HPより

明日はその話をしたい。

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