健康年齢の維持に必要なのは、
1.睡眠
2.運動
3.(適切な)食事
というが、
「睡眠、運動、そして他者との関わりが、精神的な不調から身を守る3つの重要な要素だ。」
というのは、
『スマホ脳』の著者、アンデシュ・ハンセン。

ここ数年で1番の「目からウロコ本」!
わたしたちはこれまで存在しなかったスマホに、1日平均4時間を費やすまでになった。
問題は、そのために、それ以外のことをする時間、特に心の不調をガードする時間(睡眠、運動、そして他者との関わり)が奪われてしまったことだ。
本書は、
そんなスマホが脳をハッキングするメカニズム
を明らかにした一大ベストセラーだ。
まず冒頭から、
著者の独白にドキッとする。
本を読むのは昔から好きだったのに、集中するのが難しくなった。
集中力が必要なページに来ると、本を脇にやってしまう。
そうなのだ。
歳のせいかと思っていたが(それもある?)、
だいじなところにくると、
思わず、スマホに手を伸ばし、
yahoo! とかYouTubeに逃げてしまうのだ。
本書は、その原因を、
人間の脳や生物学的な基本条件から、
ひとつひとつていねいに解き明かしてくれる。
さらに、
なぜ他者との関わりが、
大切な三大要因のひとつとして挙げられているのかも、
科学的に(生物学的にも)説明している。
本書を読めば、
これからスマホの使用を制限しよう。
そして、
睡眠を優先し、体をよく動かし、社会的な関係を作って適度なストレスに自分をさらし、健康に長生きしよう。
みんな、そう思えるはず。
最近ではいちばんの「当たり(=必読本)」だ。