さあ、ワークショップもいよいよ後半戦!(前半戦はこちら)
アルゴリズムに挑戦です。
と言っても、やるのは「リニアサーチ(線形探索)」。
先頭から順番に探す値が見つかるまで探していくだけの、簡単なアルゴリズムです。
しかし、初めての人にとっては(含む、私)、
「変数」「配列(リスト)」の基本事項に加え、
「条件分岐」「繰り返し」の構造化プログラミング、
さらに、
「初期化」「乱数」「無限ループ」「エラー処理」「比較・論理演算」など、学ぶことはてんこ盛りです。
大丈夫か?
いいえ、大丈夫ではありませんでした。
フローチャートを見せるまではよかったのです。
神が乗り移ったように明解に説明できていました。
しかし、それにブロックをひとつずつ当てはめていくと…。
あれ?
このブロックの意味がわからん?
凍りつきました。
どうしよう?
「さあ、ここで問題です」
こんなときは、解説をみんなへの質問にすり替えて時間をかせぎます。
「なぜこんな数式になるのか、考えてみましょう」
半分は自分に言っています。
急いでネット検索しましたが、
う〜ん、よく分からんなぁ〜。
「疲れたでしょう。ここで少し休憩しましょう」
さらに時間をかせぎます。
テキストを作ったときは、当然わかっていたんです。
思い出すだけなんですが…。
結局、納得いく説明にたどり着けません。
「どうですか、みなさん、分かりましたか?」
シーン…。
だれもわかるはずはありません。
「プログラムに絶対の正解はないので、ここは宿題にしましょう。」
受講者も慣れない作業で疲れているのでしょう、
だれも
「答え、言えへんのかい!」
とツッコまず、ことなきを得ました。
今回の事故は、次回のセミナーで活かしたいと思います。
P.S.
罪滅ぼしとして後日、納得いく説明を載せた「テキスト完全版」を受講者に送りました。