AIに興味を持つと、
何から勉強を始めたらいいのかわからず、
とりあえず、
「プログラミングを勉強しなくちゃ」
と思う(はず)。
AI(とくに、機械学習)によく使われているプログラミング言語は、
Python(パイソン)。
そこで、Python本に走ることになる。
しかし、ちょっと待って!
まずは『これからはじめるプログラミング基礎の基礎』
を手にとってほしい。
本書の冒頭(はじめに)で、
(あなたが)プログラミングを勉強するゴールとは何でしょうか?
という問いに、
ーこれを最初の目標にしてみませんか?
と答えている。
プログラマーになってIT業界に転職したい、
とでも思っていない限り、
プログラミング言語(Python)の文法を、
ガツガツ学ぶ必要はない。
大切なのは、
プログラミングの基本的な考え方。
「なんちゃってプログラマー」を目指すのがちょうどいいのだ。
さらにこの本では、
勉強を始める前の心の準備として、
次の質問にぜんぶ「はい」と答えられますか?
と問いかけている。
少し、紹介してみたい。
新しいものを前にしたとき「これは何だろう?」と疑問に思うこと、すべてはここから始まります。
考えることのできないコンピュータにしてほしいことを伝えるためには、できるだけ詳しく書き出すことが必要です。毎日の生活の中で「自分は、いま、なぜ、こういう動作をしたのだろう?」ということ(無意識の行動)に目を向け、それを言葉にしてみるのもいいかもしれません。
トラブルに遭遇したときに、その対処方法をどれだけ知っているか、そのためにたくさんの時間と努力を費やすこと。苦労したことは必ず記憶に残ります。たくさんの失敗はあなたの大切な財産です。
これって、
プログラミングだけでなく、
ビジネスにとって不可欠な心構えではないか。
プログラミングを学ぶことはビジネスを学ぶこと。
すべてのビジネスマンに、本書をおすすめしたい。