先日、ある記事で、
ヤマト運輸(ヤマトグループ)の「DX人材育成カリキュラム」を見て驚いた。(日経クロストレンド 2021/4/21記事)
「ロジカルシンキング」に始まって、
「クリティカルシンキング」「デザインシンキング」など
AI関係ないじゃん⁉️
という科目が目白押しとなっているのだ。
(*AIは「アナリティクス」の科目でようやく出てくる。)
なかでも驚いたのが
「レポーティング」という科目。
パワポ(PowerPoint)作成スキルを向上させ、伝えたいことが伝わる資料を作成する手法を理解する
という内容だ。
DX人材育成にパソコンのスキルアップ来ちゃったよ‼️
社内でPCスキルアップ研修講師を担当していて、
みんなから
パソコンの先生〜!
と呼ばれ、
いや、銀行員だから、
と、複雑な思いに沈んでいたが、
これからは、
DX人材育成担当の一角を担う専門家、
として、胸を張ってパソコン講座をやっていきたい。
さて、そのパワポだが、
初心者がハマりがちなのが、
カッコいい、見栄えのするステキな資料を作ろう!
と、学習を始めること。
非専門家がデザインするための必読教科書、
『ノンデザイナーズ・デザインブック(第4版)』や
一般的なデザインのベストセラー、
『なるほどデザイン』とか
などに、手を出してはいけない(ぜんぶ買ったけど・・・)。
また、
Excelやパワポの小手先のテクニックを学ぶだけでもダメだ。
DX人材・デジタル人材とは、
ビッグデータをAI等で分析・活用し、
それを顧客価値の創造につなげられる人材
なのだ。
そのために学ぶ「レポーティング」とは、
データ分析結果をわかりやすくビジュアル化し、
課題解決のための打ち手を検討する資料を作成できるようになる
ことだ。
そのために、
おすすめなのが
『データ視覚化のデザイン』だ。
本書で、
資料作成の肝であるデータ視覚化の基本ルールとビジネスへの応用例を確認し、
なぜDX人材になるのにパワポを学ぶのか、
そこの理解から始めよう。