AI(人工知能)とはなにか?ー文系おじさん的考察

めざせ!AI スペシャリスト
よくある例えをさらに一歩踏み込んだ名言!

金沢市のあるベンダーの社長がこう言われました。

よくある例えをさらに一歩踏み込んだ名言!

さて、黒塗り箇所にはなにが入るでしょう?

答えは、
AIを
「助けて!」と叫ぶと、
未来の道具でなんでも願いを叶えてくれる猫型ロボット、

と思っている

です。

びっくりしました。

わたしたち(中小企業診断士)が相手にしているのは、
のび太くんだったんです!

映画(*1)とかSFの影響で、
AIをなにか人間を超える知能を持った存在、
いわゆるスーパーインテリジェンスとしてとらえているんですね(*2)

そもそもAIに決まった定義はありません。

なんだそりゃ!

とお思いでしょうが、
異なった文脈の中でそれぞれ違った解釈をされているのが現状です。

ただ、
北陸先端科学技術大学院大学溝口理一郎教授が

AIとは、人工的に作った知的な振る舞いをするもの(システム)

と定義されているように、
決して人智を超えるようなものではありません。

したがって、わたしたち診断士の役割は、
AIにできること、できないことを理解し、
経営者に、

AIはドラえもんのような魔法の道具ではなく、
企業の経営課題の解決ツールである

という具体的なイメージを伝えることなのです。

繰り返して言います。

あなたの目の前にいるのは、
のび太くんです。

説明しても、よく理解してもらえない場合、
最後の手段として、こう言ってあげましょう。

「社長、わたしがあなたのドラえもんです。」

*1 最近では『AI崩壊』が今年1月劇場公開された。2030年の日本を舞台に、突如として暴走を始めたAIとそれを阻止しようと奔走する天才科学者の攻防を描いたSF・パニック映画。主演、大沢たかお。(Wikipedia より)
*2 関連本としては、次の2冊がおすすめ。
『スーパーインテリジェンス〜超絶AIと人類の命運』(ニック・ボストロム著)

AI以外にもいろんなアプローチで超絶知能を生み出す話。

シンギュラリティの概念は要チェック!

*シンギュラリティとは、AIが人間より賢くなり、AI自身が自分より賢いAIを作るようになった瞬間、無限に知能の高い存在を作るようになるという仮説。

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