パソコンやネットワークのしくみを学びたい。
そう思って選んだITパスポート試験。
しかし、
AIスペシャリストを目指す者にとって、
本当に意味のある試験だったのか?
合格に大きな意味はないが、
受験には意味がある。
受験には意味がある。
試験が終わって、そう思う。
まず、試験は本番感がいい。
試験当日のドキドキ感。
自分が本気になってなにかに取り組むって、
日常ではあまりない。
いちばんいいのは、
本気を出すために一所懸命勉強することだ。
受験勉強はただ本を読むのではない。
過去問を解きながらキーワードを抜き出す。
それをマッピングして、頭の中で整理する。
マッピングとは、
キーワードがどんな文脈で出てきて、
他のキーワードとどんな関係があるのか?
キーワードの属すカテゴリが全体のどこに位置するのか?
筋道立ててストーリーを作り、
問われたら答えられるレベルまでもっていくことだ。
つまり、受験勉強とは、
バラバラにちらかったキーワードを
頭の中で、あるべき棚に片付けていくプロセスだ。
だから、考える。
そして、きれいに片付けられたら、
すごくすっきりする。
分かるって、快感だと思う。
そういう意味で興味ある分野の試験を受けることに意味はある。
ただ残念なのは、出題内容。
AIやIoTについての設問もあったが、
広く浅い知識を求めているので、
問題がシンプルなのだ。
理解せずとも丸暗記で答えられる。
だから、
高得点で合格しても喜びが小さい。
結局、この試験は、
文系出身者が、PCやネットワークの基本について独学するモチベーションとして活用するには意味がある、
ということか。