男ひとりで茶会に参加!ー「鏡花幻想茶会」@金沢紋

おじさんの金澤
茶会には外国人も多い

金沢の文化の奥ゆかしさ、奥深さは、まさに茶道に由来するといえましょう

前金沢市長・山出保氏は『金沢を歩く』の中で、
こう指摘している。

金沢のみならず、茶道は日本の代表的な文化のひとつ。
訪日外国人向けの体験教室も盛況らしい。

しかし、
いままで体験したことがない。
岡倉天心の『茶の本』は読んだが、やはり実体験したい。

そう思っていたら、
「金沢21世紀工芸祭」のイベントで「金沢みらい茶会」を見つけた。

みらい茶会?
でも、正式な茶会よりは敷居が低そうだ。
さっそく、みらい茶会のひとつ「鏡花幻想茶会」を申し込んだ。

鏡花とは、金沢出身の文豪、泉鏡花のこと。
幻想とはどういうことなんだろう?
それより、茶道をまったく知らない男がひとりで、
茶会に参加して大丈夫なのか?

そして、茶会当日。
気持ちのいい秋晴れだ。

会場の「かなざわ紋」は浅野川沿いの高台にある、

明治時代の古民家を改築した立派な造りのお店だ。

まずは待ち席で、紅茶が振舞われた。
紅茶?
ちょっとした違和感は、でもすぐに
(これからどんなことが?)
という期待感に変わった。

しかし、周りはみんな和服だ。
男でさえ、着物。
なんといってもお茶席だ。
ドレスコード、外したか?
いきなり肩身がせまい。

恐縮して座っていると、
給仕の男性が、
ガラスの器に置かれた白いものに、お湯をかけた。

すると、白いものが上に伸びた。

 

えっ?

おしぼりです。

えっ?
なんなん?
茶会ってこんなん?

いやいや、
驚いてばかりはいられない。
茶会はまだ始まったばかりだ。

(つづく)

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コメント

  1. […] 鏡花幻想茶会(前回はこちら)。 部屋を移り、いよいよ、本席が始まる。 […]

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