伝統文化を気軽に体験ー「鏡花幻想茶会」part2

おじさんの金澤
いよいよ本席が始まる!

鏡花幻想茶会(前回はこちら)。
部屋を移り、いよいよ、本席が始まる。

部屋に入るとみなさん掛け軸を愛でている。

これも作法のひとつか?
興味はないが、自分も
「うむ、うむ」
とうなづいてみた。

座布団に座るとすぐに菓子の皿が運び込まれた。

美しい!

「花籠」と名付けられたこの菓子は、
茶席や料亭からの受注生産のみの和菓子屋「吉はし」謹製だ。
金沢で有名なお店だ。

おいしそうだ。
しかし、問題は食べ方。
というか、

お茶が来る前に全部食べていいのか?

ふつう、菓子だけ先に食べないよな。
横目で隣りを見たら、
おばさん、完食!

いいんだ、全部食べて。

茶道って不思議だ。

やがて目の前のふすまが開き、
大きな獅子頭の前でお茶が点てられる。

映像が直に映し出され、音響とあわせ、
幻想的な雰囲気だ。
鏡花作『天守物語』を踏まえた演出らしい。

お茶が目の前に供された。

私が一番目だ。

正しい飲み方って、どうするんだ?

固まってたら、となりのおばさんが、
小声でアドバイスしてくれた。
ありがとう!
見知らぬ親切なおばさん!

飲み終えると、野上裕章氏のひとり芝居が始まった。

身のこなしが美しい。
こんなことなら
『天守物語』読んでくるんだった。

こうして初の茶会参加は終わった。
日本の伝統文化だと構えず、
気軽に楽しめるのがいい。

また、参加してみたい。

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