2020年9月19日、土曜日。
今日から、
土曜、日曜、敬老の日、秋分の日、
合わせて4連休だ。
天気がいいので海が見たい。
いつもの「金沢ウォーキングマップ」を引っ張り出し、

コロナ時代の休日には手放せない一冊。
海が見えるコース、
「大野町地区」に決めた。

金沢の穴場の観光地。観光客はいなかったが。
スタートの①ヤマト醤油味噌まで、
家から小一時間。

小さなテーマパークみたいになっていた。
途中、新しくできた
「金沢港クルーズターミナル」で

クルーズ船はいないけど。
間近に海が見える。

観光客がいない今が穴場!
やがて、
ヤマト醤油味噌の大きな煙突が見え、
古い町並みが残る大野町に入る。

大野町のシンボル? 大きな煙突が見える(右端)。
町を歩いていると、
醤油の香りが漂ってくる。
香ばしいその香りに、
なんとはなしに、なつかしい気持ちになる。
②みなと橋をわたり、
のんびりコースをたどる。

これも大野町のシンボル。
⑦日吉神社や

小高いところにある、かなり大きい神社。
⑧大野弁吉碑には故事があるのだろうが、

ここも小高いところにある。
それよりも美しい風景に心奪われる。

のんびりした町並みが広がる
⑨大野灯台を過ぎ、

灯台を間近から見上げた
⑩おおの大橋にかかったところで、
日本海が広がった。

日本海!
思わずため息をつく。
そろそろゴールだ。
いい一日だった。
そう思い、
橋をわたる途中、
思わぬできごとに出くわした。
向こうから3人の男の子が、
ワイワイしゃべりながら歩いてきた。
小学生高学年くらいの年ごろだ。
橋のちょうど真ん中あたりですれ違うとき、
「こんにちは!」
と、その3人が元気よくあいさつしてきたのだ。
ーーただそれだけのできごとだ。
でも、家に帰って思い出すのは、
大野湊の美しい風景でもなく、
香ばしい醤油の香りでもない。
ただ、あの時の光景が、
ずっと身体の中に残っている。