自己研鑚や自己投資の基本は、継続することです。
がんばらずに継続できるのは「好きなこと」です。
わたしが目指している「ミニマリスト」も
「がんばらなくても継続できる 」 つまり 「好きなこと 」だけに力を注げる環境を整えたい。
だからモノを捨てる(少ないモノで暮らす)のです。
それでは、自分の好きなことはどうやって見つけるのでしょう?
そのひとつの方法として、おススメしたいのが
自分の年表づくり
です。
若いころは、
「今のままじゃダメだ。自分を変えなきゃ」
と熱く燃えたりしますが、
人間ってそんなに変わらないものですよね。
今まで自分はなにをしてきたのか?
それが、自己分析も含め、これからを考えるときの大切な基礎資料になるはずです。
段取りとしては、
② 自分のこだわり、印象深いことをサブ年表に書き込む、
③ メイン年表とサブ年表を、抽象的なキーワードでつなぐ、
の3段階あります。
これは、
哲学者・千葉雅也氏が『勉強の哲学』で推奨されている「欲望年表」という方法です。
千葉氏は、
そこから「自分が本当に勉強したいこと」が自然と見つかるはずだ、
とおっしゃっています。
まあ、難しい話は置いておいて、
今回は、①メイン年表を手早く作る方法をご紹介します。
スマホでサクッとつくりましょう。
手順は、
2.基本情報を入力する
3.自分のイベントを入力する
これだけです。
1.アウトライナーのダウンロード
(アウトライナーについてはこちら→Tak.の「アウトライン・プロセッシング入門」)
おススメは、機能がシンプルな「WorkFlowy」 。
もちろん無料アプリです。
2.基本情報の入力
まず、「Year」と打ち込みます。
次に、一気に生年から今年まで、年を入力します。
そして、各年の下に、主なできごとを入力します。
基礎資料としては、
岩波ブックレットNo844『年表 昭和史・平成史 1926―2011』。
1年が1ページにコンパクトにまとめられ、サクッと時代背景を確認するのに大変便利です。
さらに、最近公開されたNHKのWebサイトもおススメ!
3.自分のイベントを入力する
入力するのは、客観的なできごとだけです。
例えば、7、8歳のところを開けてみます。
ひたすらこれを続けるのですが、楽しいです。
なんせ自分の歴史ですから。
この年表、自分にとっては宝物になると思います。
空き時間を見つけて、ぜひ作ってみてください。
(つづく)
アウトライナーは「考える技術」のひとつです。
興味のある方は、こちらもどうぞ。
『アウトライン・プロセッシングLIFE』(Tak.)
『アウトライナーのレシピ: 思考・情報整理・文章作成がはかどる20の使い方』(小田やかた)