
人生は二択だ!
このひとと結婚するかしないか?
このテレビ番組を見るか見ないか?
60歳の定年で会社を辞めるか辞めないか?
などなど、二者択一(トレード・オフ)の場面は多い。
このように、
ある行動や試行に対して、
結果が2つしかない場合の確率分布を、
「二項分布」という(*)。
これもまた、統計学では非常に重要な概念のひとつだ。
で、この二項分布の式、
なんか見覚えがあるな、
と思ったら、
実は、高校数学の数Aでやったことのある式なのだ。

Wordで作成(TEX記法わかんないもんで)
一見ややこしそうだが、
次の例題のように、
高一レベルのやさしいものだ。

これはかんたん! でも答えがめんどくさそうな数字に・・・
これだけなら、確率の話で統計学の出番はないのだが、
ここで、試行回数nを大きくすると、

TEX記法わかんないもんで
となり、
いよいよ統計学の話になる。
つまり、
統計の力を借りて、計算せずに解くのだ。
(『マンガでわかる統計学』より)

最初の一冊はこれで決まり!
ここからのストーリーは、
二項分布は、
① 平均と分散を求めるのがかんたんで、
② 試行回数nが大きくなると正規分布に近くなる。
そして、正規分布は、
平均と標準偏差(√分散)で決まるから、
①、②より、正規分布で近似できる!
というもの。
さらに、
試行回数が無茶苦茶大きく、
生起確率pがやたらと小さいとき、
「ポワソン分布」にも近似できる!
ポワソン分布は、
ランダムに起きる事故・病気の発症などの事例で、
適切なリスク管理を行うのに有用だといわれる。
二項分布を、
① 正規分布で近似する
② ポワソン分布で近似する
次回、この2つに挑む❗️

犀川の桜は葉桜に・・・(2021/4/3)