ここ最近、社会人の学び直しー「リカレント教育」のニュースをよく見かける。
2019年8月27日、日本経済新聞の記事、
「学び直し方」を学ぶ アートな思考・スマホで手軽に
の「アートな思考」の文字に目が留まった。
昨日読んだ、
山口周著『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」』にも、
Business as art
と、企業戦略や意思決定に「美意識」が必要だという話があったからだ。
前述の記事で、なぜ学び直しが必要かについて、
立教大学経営学部・中原教授が、
「今の時代、20代前半までに学びを終えて、そこから先は何も学ばないというのは極めて厳しい状況だ」
「日本型の雇用慣行はそろそろ曲がり角に来ており、一生、学ぶということと付き合っていく時代になっている」
と、述べていた。
で、せっかく学び直しをするのなら、
山口氏が勧める「美意識」を鍛えることをしたい。
鍛える方法として、
多くのグローバル企業やアートスクールで実施されているのが
と呼ばれる、
ビジュアルアートを用いたワークショップによる鑑賞力教育
だそうだ。
具体的には、
参加者がビジュアルアート(例えば、カラバッジオの「聖マタイの召命」)を見て、
1.何が描かれていますか?
2.絵の中で何が起きていて、これから何が起こるのでしょうか?
3.どのような感情や感覚が、自分の中に生まれていますか?
2.絵の中で何が起きていて、これから何が起こるのでしょうか?
3.どのような感情や感覚が、自分の中に生まれていますか?
という質問について30~60分かけて対話しあい、
「見る力」を鍛えるそうだ。
ほかにも、
1.詩を読む
2.文学作品を読む
3.哲学に親しむ
2.文学作品を読む
3.哲学に親しむ
ことが推奨されていた。
その昔、
銀行の常識は世間の非常識
とよくいわれたものだ。
組織の論理に誠実であろうとすればするほど一般常識からずれ、
コンプライアンス違反を犯してしまう事例は後を絶たない。
そうならないために、外部のモノサシではなく、
自分の内部に、美意識に基づいたモノサシをつくり、
判断し、行動する。
そのために、一生、学びとつきあっていきたい。
コメント
[…] まずは山梨県立美術館。 ミレーの絵画を鑑賞して、 美意識を磨きたい。 (理由はこのブログに) […]