毎年、
11月6日は香箱ガニ漁の解禁日だ。
「香箱ガニ」はメスのズワイガニ。
濃厚なコクと旨味が特徴で、
身よりも子(卵)を味わうものという。
金沢に住みながら、今まで食べたことがなかった。
2017年11月11日、
「酒屋彌三郎(やさぶろう)」で
「香箱ガニ」と初めてのご対面!
見た目は小さいが、その分旨味がギュッと凝縮された味わいを堪能した。
ちなみにここは創作和食の店だが、
料理に日本酒ではなくオーガニックワインを合わせるのが珍しい。
料理は少し高めで量も少なめだが、味は絶品。
美味しいものを少しずつ食べたい向きには手頃だ。
たとえば、鴨の炙りは、最後にひとつかみ、わらをくべて風味をつける。
じわもん野菜スティックも
しっかりとした野菜本来の味わいを楽しめ、
バーニャカウダソースに合う。
そして、香箱ガニを初めて味わった翌日。
金沢は天気が崩れ、厳しい冷え込みとなった。
夜にかけ、雨がみぞれに変わる。
今年も秋が終わりを告げ、
きっぱりと冬が来た。