「ワコールが町家を改修して宿泊施設に、本業のブランド価値生かす」
インナーウェア(下着)のワコールが、京都市内に4か所、貸町家を展開している理由は何か、
という「日経クロストレンド」2019年6月17日配信の記事だ。
同社の町家営業部長の楠木氏が言う。
多くの町家は空き家になったり、マンションや駐車場になったりしていますし、
京都の古き良き街並みがどんどんなくなっていく。
京都生まれで京都に育ててもらったわが社が、京都へ恩返しする意味もあります。
金沢も戦禍にあわず、
京都と同じく古い街並みが残っている。
そしてそれが金沢らしさになっている。
実は金沢の課題も、それを守っていくことなのだ。
そういうシンポジウムに参加した。
金沢で1950年(昭和25年)までに建築された木造建築を「金澤町家」と呼ぶ。
「金澤町家研究会」という任意団体があり、
『金澤町家ー魅力と活用法』の出版等、保存活動を行っている。
(私も「友の会」会員だ。)
その金澤町家、
10年ほど前から金沢の歴史的資源として見直されている。
なのに年間100棟以上取り壊されているという。
なぜか?
古い家の住人は家とともに高齢化している。
相続等で取り壊して新築したり、駐車場にする例が後を絶たないからだ。
京都も金沢も事情は同じだ。
しかし、その一方で新幹線が開通し金澤町家を欲しいという人も増えている。
こうしたミスマッチを解消するために、
パネルディスカッションでは、
1. 金澤町家の活用事例を持主に周知すること、
2. 流通機能をより充実させること、
3. 行政として補助金のあり方や取り壊しを防ぐ条例を制定すること、
2. 流通機能をより充実させること、
3. 行政として補助金のあり方や取り壊しを防ぐ条例を制定すること、
などについて、幅広く意見交換が行われた。
いま、AIを学習し始めて思う。
消えゆく金澤町家が金沢の課題というなら、
AIを使ってなにか解決できないか?
金澤町家 meets AI!
AIで、金沢らしさを未来に引き継ぐお手伝いがしたい。
それが私の夢だ。