『稼ぐことから逃げるな 若者たちに伝えたい「個の時代」を勝ち抜く方法』(著者 株本祐己)
タイトルにある「若者」ではないけれど、衝撃を受けた1冊。
本書の主張はひとつ。
ビジネスでお金をきちんと稼ぐこと。
ビジネスでお金をきちんと稼ぐこと。
そもそも東大に行けなかった大半の人は「敗者」である。
中学・高校とほぼ平等なレースに負けて東大に行けなかった。
それは、自分に甘くて努力が足りなかったためだ。だから、まずは敗者である事実を認め、
エリートよりリスクをとってがむしゃらに努力することが必要である。
そのフィールドは、最もリターンの大きな「ビジネス」という競技。
これが最もコスパのいい努力だ。成功すれば、お金持ちだけが見ることのできる世界を体験できる。
そのために「ビジネス戦闘力」(ヒト・モノ・カネを動かす力)を磨く。ビジネス戦闘力で最も重要なのは、
決定権を持つ経営者との人脈づくり。
決定権のない「雑魚」を相手にしている暇はない・・・。

う〜ん。
まあ、でも、著者の毒舌調に共感できない部分もあるが、
納得できる部分も多い。
「個の力で稼ぐ」という一番難しいことを後回しにすると、
結局稼げないままで終始する可能性が高い、
という主張は、62歳のわたしにとっても耳が痛い。
→起業家目線での本書のまとめはこちら。

