金沢に大仏が!?ー『ことりっぷ』にも載っていない秘密の大仏!?

おじさんの金澤
正真正銘、金沢にある!

団体ツアー「心の道 ひがし茶屋街から卯辰山山麓寺院群めぐり」に参加した。

ひがし茶屋街の山手に53もの寺社があり、それらをつなぐ散策路を「心の道」と呼ぶ。

朝のひがし茶屋街

その「心の道」をたどり、風情のあるお寺をいくつかめぐる。
たまにはそんな旅もいいんじゃない?
その程度の気持ちで参加した。

それが、ツアー当日、

「今日は大仏を拝めるらしい」

と参加者の会話を小耳にはさんだのだ。

これは鎌倉大仏!

本当?
急にテンションが上がってきた。

今日は全部で5つの寺社をめぐる。
どの寺に大仏が?
ガイドに聞けばわかるだろう。
でも聞けない。
ツアー客にも聞けない。
団体ツアーにひとり参加の身だ。
大仏マニアに間違えられたら困る。

最初の寺は違った。
ひがし茶屋街を抜け、
子来坂を登り、

雪が多い年だった。

さらに右手のお寺への階段を登ったところにある
「宝泉寺」
本堂に入って住職のお経を聴く。

ロックな和尚さん

住職が華麗なバチさばきで大太鼓を鳴らす。
その激しく小刻みなリズムに、
思わず身体がのってしまう。
「ロックしている!」
でも、

「お経って、こんなんだっけ?」

雨が降ってきた。
次は、節分会で有名な「宇多須神社」。
お参りして、ふとお堂の下に目をやると忍者のフィギュアを発見。

う〜ん。

地元大学生のアイデアというが意味はわからない。

そのあと、安産祈願の鬼子母神「真成寺」、
神も仏も大集合の「西養寺」をめぐる。

西養寺では、目が動くという釈迦出山図を拝見した。
ゆうれい釜というのもあった。
「ほんまかいな」
と突っ込みどころ満載のものがたくさん、ありがたく飾られている。

さて、お目当ての大仏は?

最後に訪れた「蓮昌寺」にあった。
大仏ってぽっちゃり型をイメージするが、ここのはスマート。太ってない。

のっぽ!

高さ約4.85mの背高ノッポで、立っているのだ(座っていない)。
奈良の大仏とは雰囲気が全然違う。

近寄ると迫力はある!

でも、元禄年間(1688-1704)に造像された年代もので、その美しい立ち姿に神々しさも感じる。

念願の大仏を見学したあとは、本堂でお茶タイム。
熱いお茶と和菓子2種。

熱いお茶がありがたい(お寺は寒い!)

この雰囲気にぴったり合う。

お寺や神社って昔の遊戯場だったのかな。
おもしろいものがいっぱいある。
神さま仏さまが、
今よりもっと身近だった時代。
これも金沢のひとつの顔だ。

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