金沢には、天守閣は残っていないがお城がある。
その城趾は、
金沢城公園として整備され、
ここ数年、
いちばんのお気に入りの散歩道だ。
金沢駅兼六園口から近江町市場脇を通って
黒門口から公園に入り、
いもり堀の手前で、公園を出る。
目の前には、
「しいのき迎賓館」
その左手奥には
「21世紀美術館」通称「21 美」があり、
さらに左手には、
国の特別名勝「兼六園」が広がる。
ここらあたりは、
金沢観光の中心地だ。
緊急事態宣言が出て、
特に石川県は「特定警戒都道府県」に指定され、
散歩で外出はOKとはいうけれど、
さすがにここらあたりをうろうろするのはまずい。
それで、最近は、
反対方向(金沢駅金沢港口)に向かう。
ただ、
その散歩コースにも飽き、
昨日、
あてずっぽうに歩いていたら、
ステキな散歩道を見つけた。
浅野川沿い(河川敷)の散歩道だ。
途中に、
「浅野川住民参加型かわづくり案内図」
の大きな看板があり、
それによると、
浅野川の河川敷を住民主体で整備して、
散歩道にしたようだ。
すばらしい。
京都の賀茂川の河川敷みたいだ(ちょっと言い過ぎ)。
しかも、
日曜日の昼下がりでも、
散歩している人がほとんどいない。
コロナのこの時期にぴったりじゃん!
と喜んでいたが、ちょっと待て。
今朝、ニュースで、
首都圏などの都会では、
商店街や公園に自粛の息抜きで人が集まり、
三密(「密閉」「密集」「密接」)空間になっている、
と警鐘を鳴らしていたのを思い出した。
そもそも人が密集している都会では、
ひとりひとりの努力とか自粛だけに頼っていては、
この問題は解決できない。
コロナは、
いままで
「しょうがない」
で済ませてきたことに
「それではダメでしょう」
と、レッドカードを突きつけてきた。
もう
都会は大変だ、
で済ませてはいけない。
そして、
地方はいい、
だけでもダメなのだ。