先日、『数字まみれ』を読んで、
「数字がすべてではない」
ことを知った(ブログは、こちら)
しかし、ビジネスは違う。
売上や利益など数字が関係しないビジネスなどないからだ。
もちろんビジネスにおいても、
数字がすべてということではない。
大切なのは、まず数字で考えるということだ。
数字を達成してから考えるべきことがある、
という順番が重要なのだ。
いったん数字で考える(数値化する)クセをつけること。
それが、
本書『数値化の鬼』(安藤広大著:2022年3月 1日ダイヤモンド社刊)のゴールだ。
具体的には、
というところで、
「はぁ!?」
となったが、読み進めると
「なるほど!」
と思えた。
以下、このおなじみのフレームワークを使って、
数値化による仕事のやり方・考え方を解説している。
「PDCA」の「 P」に時間をかけるのはムダ。
「P(計画)」の段階で考えすぎると、行動が止まってしまうからだ。
大切なのは計画を立てたその日にすぐに行動(D)をおこすこと。
行動量を増やすことだけを考える(質より量!)。
誰よりも行動量を増やす。
PDCAの「 D」を増やすことが最重要なのだ。
どんな行動をすればいいのか考えるのに「数値化」は必須の能力だ。
目標を達成するための数値化された目標・KPI(Key Performance Indicator)を設定するのに
数値化は必須だからだ。
行動量に質をプラスするのは次の段階(C)だ。
トライアンドエラーで目標達成に有効なアクションを見つけていく。
そのためには、自分の仕事の「変数」を見つけることが重要になってくる。
(*世の中には「変えられること」(変数)と「変えられないこと」(定数)がある)
そして、「変数」を見つけるためには、やることを時系列で整理するのがポイント。
やることを工程に分けて、『どこ』を頑張ればいいのか考える。
自分自身でそれに気づくためには、「なぜ?」を繰り返すことが大事だ。
「社員のモチベーションが上がったから売上が上がった」という考えは、「納豆を食べ続けただけで健康になった」と言っているくらい、非科学的だ。
まずは「数字化の鬼」になろう。
数字に表れない「やりがい」や「達成感」は、数字を追いかけた先で、ふと振り返るとついてきているものである、
という考えは、一見すると人間味がなく冷たいように感じるかもしれない。
しかし、
という著者の考え方にはうなづける。
だから、