2年前、社会人向けExcelセミナーを受講した。
そのときのテキストがこれ。
(実際には『Excel2013基礎』と『Excel2013応用』だった。)
『Excel 2016応用』(富士通FOM出版・2,160円)
山ほどあるExcel関連の本の中で、
あきれるほどそっけないタイトルだ。
すごいテクニックが短時間で身につけられるというようなあおり文句もない。
この手の本は「教科書」という語句をつけてオフィシャル感を出そうとするのだが、それさえない。
ひたすら機能を説明するだけだ。
でもタイトルにはないが、これこそ「教科書」だ。
基礎、応用の2冊を順序通りにやり終えたら、
あとはよさそうと思う本を片っ端に当たってみるのがいい。
触っていないと、すぐ忘れるからだ。
20冊以上買ったが、実際使ってみてよかったのは次の3冊。
『Excel 最強の教科書[完全版]』(藤井直哉,大山啓介著・SB Creative・1,706円)
『たった1日で即戦力になるExcelの教科書』(吉田拳著・技術評論社・1,922円)
『できるYouTuber式 Excel 現場の教科書』(長内孝平著・インプレス・1,620円)
特に、これはYouTubeで説明動画が見られるので、
必要な部分は見るとわかりやすい。
さて、最後に今までいろいろ試してきた実感を。
入力規則、フラッシュフィルやオートフィルなどの「入力」便利機能をさらったあと、
関数、特にIF関数やVLOOKUP関数、をマスターすればレベルは中級か。
さらに、これからピボットテーブル、という大きな山を越えれば、
文系にとっては上級の仲間入りだと思う。
ITリテラシー習得の第一歩として、Excelはいいきっかけになる。