「引っ越しすらできないヤツは人生が変わらない 」
そのココロは?
私たちの行動をコントロ ールするのは意思ではなく環境だ 。
だから人生を変えたければ環境を変えればいい 。
著者は、
この環境を切り替える力を「移動力」
と定義する。
本書『移動力』はその力を手に入れるための指南書だ。
まず、
私たちがやるべきは 、環境を選ぶ自由をいつも持っておくことだ 。
だから 「移動ファースト 」という生き方を選んで欲しい 。
具体的には、
まずは独立宣言 !
独立をしないと 「誰と働くか 」「どこで働くか 」「いつ働くか 」の選択肢を増やすことはできないからだ 。
と提案する。
そうか、
会社を辞めないといけないのか。
世の中に、起業のススメ的な本は多いため、
この本も少し色眼鏡で見てしまいそうになる。
でも、読み進めてみると
おっ!と思うところがいろいろあった。
たとえば、英語の能力が必須だというくだりだ。
(日本人は英語が)「できなすぎる」といっていいだろう。
日本は世界的に見れば裕福な国である 。なのに特殊な日本語という言語しか多くの人ができない 。(中略)
だから、外国人も日本語のコンテンツのマーケットは攻めづらい。
「永遠のバブル」状態がしばらく続くと考えてよい。
なにをするかの大きなヒントになりそうだ。
最後に著者はいう。
ただ、結局、こういった本の場合は、実践しないと意味はない。
だから、もっとも重要なのは、淡々とやり続ける力なわけだ 。
淡々とやり続ける力を身に付けるのに良い方法は 、
「毎日同じ時間に同じことをする 」こと 。これをひたすら続けること 。
これをやっていると 、淡々とやることができる体質になる 。
本を読んで、
よし、やるぞ!
という繰り返しでは、永久に前には進めない。
本書を読めば、今日からやれることはたくさんある。